ダブルテンポとダブルタイムの違い

2016-05-08

みなさん、こんばんは♪

最近、やっと冬らしくなってきたLAで
紅茶を飲みながらブログを書いている、のんぎぃーです。

いやぁ~、寒くなるとホットドリンクが美味しいですよね。
紅茶にコーヒー、ココアにホットミルク、
ホットレモンなんかも良いですね。

僕は秋が一番好きな季節なんですけど、
LAはあんまり秋を堪能できない土地なんですよ。

この時期は、日本の紅葉の美しさに想いを馳せてます♪

寒くなってくると空気が透き通ってきますよね。
空が高くなって、景色は遠くが見えるようになって
夜空の星も一層輝いて見えますね。

寒い外から帰った時の部屋の暖かさ、心地イイですよね~。

なんか、ほっとしますよね~♪

....なんて言うと、
寒さが急にモニターの向こうからやってくるので
そんな事は言いません。

間違っても、
そんな初歩的なダジャレめいた事は言いません。(^^

《目次》

ダブルテンポとダブルフィール

夜も長くなって創作に没頭できそうな気がする
芸術にぴったりなこの季節。

さぁ、今日も新しいトピックを覚えていきましょう♪

今日のトピックは「ダブルテンポとダブルフィール」です。

ダブルと言ったら2つの事ですよね。

でも、そのダブルがどの言葉にかかってくるかで
意味は大きく違ってしまいます。

「じゃぁ、そこはダブルで♪」

なんて軽ぅ~く言われても、
それが何を指して言っているのか分からないと
どうしようもないんですよね。

パートがダブルになるのか?
テンポがダブルになるのか?
フィールがダブルになるのか?

主語抜け会話が理解しにくいように、
目的語の無い指示は混乱の元ですよね。

結構、ややこしいところなので
今日はその辺りのお話をいってみましょう。

録音の時にダブルと言ったら、
同じパートを別録音して重ねる事を言う事が多いです。
コーラス効果を狙って、音に広がりを持たせるんですね。

ややこしいのはテンポに関してのダブルです。

 

ダブルになるのがテンポなのかタイムフィールなのかで
言っている内容は正反対のものになってしまいます。

●テンポがダブルの場合

これはシンプルに考えて問題ありません。
単純に、テンポが倍になります。

表記は「Double tempo」となります。

BPM=60の曲の中で、
Double tempoと書かれているパートがある場合
その部分はBPM=120になります。

Double tempoと同じような考え方で、
テンポが半分になる場合は
Half tempo」と表記されます。

BPM=100のHalf tempoなら
BPM=50になります。

これは、分かりますよね。
なにも難しい事は無いですよね。

そう、これだけなら何もややこしくないんです。

ややこしいのは.....
フィールがダブルになるという考え方があるからなんです。

●タイムフィールがダブルの場合

これがちょっとややこしい考え方なんですけど、
実際の演奏に役立つ考え方なので
ぜひ身に付けて下さいね。

  タイムフィールがダブルになる場合、
  演奏のテンポは変わりません。

じゃぁ、何がダブルになるのか?

演奏者の感じるビートの基本になる音譜の長さが変わるんです。

  時間の感じ方Time feel)がDouble)になるんです。

なんのこっちゃ? って感じですよね。

例えば、BPM=120の8ビートの曲を演奏しているとします。

8ビートなんで、8分音譜が演奏の基本のビートになりますよね。
簡単に言うと、8分音譜で曲が組み立てられているような感じです。

では、ここでTime feelDouble にして演奏してみましょう♪

BPM=120のままです。

でも、曲を構成している基本の音譜が細分化されて倍になります。
それまで8分音譜が8個で1小節だったのが
16分音譜が16個で1小節になります。

時間が流れる早さ(tempo)は変わらないのに
その中で演奏する音数が増えます。
つまり、同じ時間の中で動く速さ、量が変わるんです。

  時間の流れ方は同じなのに
  その中にいる演奏者の時間の感じ方が変わるんです

同じ時間の中で、沢山の事を伝えたくなって
思わず早口になってしまうような感じでしょうか?

これは、まるでサイボーグ009の加速装置のようなものですね。
(なるほど〜と思ったあなた、僕と同じ年代ですね。)

  Double time feel の反対は Half time feel です。

これは上記の例の場合、基本の音譜が
8分音譜から4分音譜に変わります。

  ノリがゆったりと大きなものになります。

まったりしている時に
口調がのんびりとしたものになるようなイメージでしょうかね?

ポイントは、時間の流れ(tempo)はそのままで
その中で表現する雰囲気が変わるという事なんですね。

テンポがダブルやハーフになる場合と
タイムフィールがダブルやハーフになる違い、
なんとなくイメージできましたか?

アマチュアの世界ではタイムという言葉は
あまり聞かれないと思います。

でも、音楽の世界ではとても重要な要素になってきます。

僕達はギターを自由に弾けるようになるためには
自分の身体を自由にコントロールできるようになること、
音色をコントロールできるようになる事、

そして.....

時間をコントロールできるようになる事が大切なんですね。

その為にも欠かせないのがメトロノームです。

指が速く正確に動く事も大切ですけど、
きちんとタイムを感じてそれを表現できる事もとても大切な事です。

ぜひ、普段の練習でメトロノームを活用してタイム感に磨きをかけてくださいね。

さてさて、拍子とテンポシリーズもこれで終了です。

次回は、音の強弱についてちょっとお話ししてみたいと思います。

そして、その後.....

ついに、ついに!

大変長らくお待たせしている

「TAB譜にさよなら!」の

「本編」に入りたいと思います!!!

え?  まだ本編じゃなかったの?

と、思われた方もいらっしゃるのではないかと思うんですけど....

実は.....まだ本編に入っていなかったんです。

まだその手前の準備段階....序章だったんです。

いやぁ〜、そうだったんですよねぇ〜。はははは〜。(笑ゴマ)

(^^

 

 

3月にブログを始めて、今は11月ですよね。
かれこれ9ヶ月近くも準備運動をしているんですねぇ~。

なんとも、のんきなブログですよね。(^^;

「TAB譜にさよなら!」はギタリストさんが指板の上で
自由に音を選んで弾けるようになれる事をコンセプトに
立ち上げたブログなんです。

指板の上で、自由に音楽理論を展開できる事が目標なんですね。

指板の上で、音の繋がりや位置関係が
見えるようになる事が狙いなんです。

でも、今のままの流れだとブログを読んでいても
全然そんな感じしないですよね。

でもですね、
やっぱり音楽のお話をするんですから、
ある程度の基礎的な音楽の知識は必要になってきますし、
音楽をやっていくうえでは
楽譜を読む知識も必要になってくるんですよ。

その辺りをですね、本編に入る前にお話ししておきたかったんですね。

音楽用語編に突入する以前、
指板のイラストを使って
音の位置をお話ししていたのを覚えていますか?

また、そこに戻っていきますよ♪

数ヶ月に及ぶ回り道が、もうすぐ終わろうとしているんです。

その日の話題だけじゃなくって
ブログの進行さえも数ヶ月単位で脱線させていたんですね~♪

脱線おとこ、のんぎぃーの本領発揮ですね♪

僕の人生、そのものが脱線人生ですっ!!!

 

....って、威張れる話じゃないですよねぇ。 (T▽T;)

良い子のみなさんは危険ですから
絶対にマネしないで下さいね。 (;^_^A

でも、みなさんに音楽の事をよく知って頂く為にも
ぜひぜひ回り道をさせてもらいたかったんです。

辛抱強く読み続けていてくれた方、ありがとうございます♪
いつになったら指板に並ぶ音が見えるようになるんだろうと
疑問に思っていた方、お待たせ致しました♪

「TAB譜にさよなら!」の
真のテーマがもうじき始まります♪

ちょっとディープな世界に突入ですよ~♪

 

楽しみにしていて下さいね~♪

ではでは、また次のトピックでお会いしましょう♪

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ぼちぼちと曲やBGMを作っているので興味があったらのぞいてやってくださいな。

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