安定したカウント出し

2015-11-07

みなさん、こんばんは~♪

昨日のトピック「五線譜の名称」はお役に立ちましたか?

....って、芸の無い出だしでゴメンナサイね。

なんかこう、スカっとするご挨拶で始めたいと思ってるんですけどね。
いやぁ~なかなか難しいものですね。

でも、ここも勝負どころだと思うんですよね。

漫才で言ったら舞台へのあがり方ですか?

もう、ここから芸は始まってるんですもんね。

「はぁ~~い、どうもぉ~~~~♪」

「こんにちゃぁ~♪」

「ちょぃ、待ちぃやぁ~。」

「なんねん?」

「こんにちゃぁ~ってなんやねん?」

「いや、こんにちゃぁ~言うたら.....」

ほら、もう出だしからトークに惹き込まれちゃいませんか?

いやぁ~、これって本当に学ぶべき事が多いですよね。

彼らはマイクの前に立ってからが勝負ではないんです。

舞台にあがってからが勝負でもないんです。

舞台の袖で充分に芸の世界に入って、
既にスタンバイしているんですね。

いつでも飛び出せる矢のように
充分に弓を絞り込んでいるんですよね。

もう、舞台に上がる前から彼らの芸は始まっているんです。

だからこそ舞台に上がるその瞬間、
つまりお客さんの目に触れる瞬間から
彼らは芸人オーラを放っているんですね。

うぅ~ん、凄い!!

彼らの芸に対する真摯な態度、
お客さんを楽しませる事への責任、
エンターテイナーとしての心意気を感じます。

そして、熟練された噺家さんにいたっては
存在そのものが既に芸でありエンターテイメントですよね。

自然体なのに、すでに粋な雰囲気を醸し出しています。

本当に素晴らしいです♪

噺家さんにとっては「粋」な生き方を送る事が大事なのだそうです。

僕らも「粋」な生き方を見習いたいものですね。

「粋」な音楽....良い響きだと思いませんか?

自然体なのに、なぜか分からないけど
ご機嫌な音楽をやり出しそうな雰囲気....。

こんなものが身につけられたら最高ですね♪

いきなりは無理でしょうから、
まずは舞台への上がり方から見直してみるのも手かもしれませんね。

そう、舞台の袖ですでに芸の世界に入っている芸人さんのように。

音楽も一緒です。

演奏する前から、既に曲の世界に入っておくんです。

バンドではドラマーに頼ってしまいがちですが、
演奏を始める時のカウント....結構大事ですよ。

あれ? ただ冒頭の掴みで始めたつもりだったのに
カウントに話が繋がっちゃいましたね。

今日は五線の続きを書こうと思っていたのになぁ~。

まぁ、せっかくですから今日は「カウント」について
トピックを書いてみますね♪

きっと、これも何かの縁なんでしょうしね♪

さてさて、この曲の出だしのカウント、
ドラマーがいてもいなくても、
他のパートのプレイヤーが出す事もしょっちゅうです。

もちろんギタリストが出す事もあるので、
今はまだ経験が少なかったり、全く無かったとしても
みなさんにもカウントを出す機会が訪れると思います。

「カウントってワン・ツー・スリー・フォーで始めれば良いんでしょ?」

そんな声が聞こえてきそうですね。

確かに、やっている事はそれだけです。
でも、ここから既に上級者さんと初級者さんの違いが出てしまってます。

いいですか、みなさん?

今から大切な事を言いますよ。

みなさんの心のメモ帳にきちっとメモしておいて下さいね。

今の瞬間には理解できなくてもかまいません。

いえ、きっと出来ないと思います。

でも、いつか僕が今から言う事を
「確かに、そうだなぁ。」
と思えるようになった時、
みなさんの演奏はまた一歩深くなっているはずです。

その、みなさんにお伝えしたい大切な事とは

やっている事と感じている事はイコールでは無い

という事です。

つまり、目に見える事と見えない事の量はイコールでは無いということ。

分かりやすく例えるなら、
口にした事と思っている事は同じ量ではないということ。

外へ表現している事よりも、内で感じている事の方がずっと多いんです。

音を出す事に例えるのなら、音を出す行為そのものよりも
コード進行や曲の展開、使うスケールにコードのボイシング、
基本になる曲のビートやテンポ、メロディーの歌い回し、
音の長さに休符の入れ方、リズムの取り方にアクセントの位置など、
実際の演奏技術に関する事よりも
もっともっと多くの事を感じ、体の中で駆け巡らせているんです。

そして海に浮かぶ氷山の一角のように
その一部を音にして外の世界に表現しているんです。

これは色んな場面で、色んな事に対しても言えると思います。

では、話をカウントに戻してみましょう♪

やってる事は実にシンプルなカウント出し。

なのに初級者さんは照れくさかったり、慣れていなかったり、
要領が掴めていなかったりと、どこかぎこちなかったり
なんかちょっとギクシャクしちゃったりしますよね。

でも、それでは良いカウントは出せません。

しかも、カウントを出したのにも関わらず
曲の出だしで演奏のテンポが変わってしまうなんて事もあります。

それではカウント出しの意味が無くなっちいますよね。

では、初級者さんと上級者さんは何が違うのでしょう?

芸人さんの袖でのスタンバイの話を思い出してみて下さい。

上級者さんはカウントが始まる前から既に曲の世界に入っています。
頭の中でその曲のメロディーを歌い、ハーモニーを聴き、
歌の世界に浸り、曲の世界の雰囲気を感じ、
リズムを感じ、ノリを感じ、頭の中の曲の世界に心を委ねます。
そして、その体に曲が宿り、テンポが体に乗り移ります。

そこで、カウントをコールするんです。

もうこの時点でカウントは曲の一部になっています。

だからテンポも安定したカウントが出せて、
曲が始まってもテンポが乱れないんですね。

これは誰かと一緒に音楽をする時に大事な事になりますから、
みなさんもぜひぜひ身に付けてみて下さいね。

さぁ、じゃぁどうやって身に付けていきましょうか?

テンポと言えばメトロノーム。
今回もやはりメトロノームが鍵になります。

みなさん、メトロノームにあわせてギターを練習する時に
もしかして漠然とメトロノームを鳴らせておいて、
そこに好きなタイミングでギター惹き始めていませんか?

これからはこんな風にしてみて下さい。

まずメトロノームのクリック音を聞きます。

そのクリックにあわせてカウントを頭の中で言ってみて下さい。
ワン・(うん)・ツー・(うん)・ワン・ツー・スリー・フォー

そして、そのカウント出しで弾き始めてみて下さい。
演奏中はワン・ツー・スリー・フォーの繰り返しになります。

最初はカウント出しをしたテンポを維持するのが難しいかもしれませんが、
これも慣れの問題です。

5回でダメなら10回。
10回がダメなら50回。
それでもダメなら100回、1000回.....。

数をこなせば、いつの間にか自然に身に付いているはずです。

ですから心配は要りません。

早速、今日の練習から取り入れてみて下さいね。
これに慣れたら、カウントの時点から
すでにあなたは曲の世界の中にいるようになります。

カウント出し....結構あなどれないものですね。

ふわわわわぁ~。
みなさん、すみません。
急に眠気が襲ってきました。
今日はもうこれ以上起きていられないみたいです。

誤字脱字、おかしな表現は後日見直して修正しますので、
今日はこれでお休みさせてもらいますね。

それではみなさん、また次のトピックでお会いしましょうね~♪

今日の一言

  「カウントは コールの前から 始まって       
         自然に口から 出るものさ」

          by 謎のファンキーアフロマン

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