指板にかかる虹の架け橋
季節は8月半ば、夏真っ盛りですね。
夏の風物詩といえば、スイカに蝉しぐれ、夕立に花火、夏祭り、海に山に虫取り網に麦わら帽子と色々とありますね。
夏の通り雨と雨上がりに空にかかる虹もまた、夏の彩りになっているのではないでしょうか。
イベント山盛りの季節、この夏はギターの指板に七色の架け橋をかけてみませんか?
7色のメジャースケール
ミニマム3点セットを組み合わせて指板を端から端まで渡れるようになってきました。
お忘れの方は、こちらをご参照ください。
>>「ミニマムセットの連結 その3 〜小指+人差し指〜」
今回はさらに可能性を広げてみたいと思います。
このように6弦と1弦に並行してメジャースケールが流れていますね。
その間にミニマム3点セットを組み合わせて橋をかけていきましょう。
ちなみに黄色の丸がスタート地点になります。
#1 5弦スタート小人ポジション
開放弦が含まれるので難しいですけど、音の並び的には小人ポジションです。
#2 5弦スタート中小ポジション
ポジションが1つ右にずれると、このような中小ポジションスタートになります。
#3 5弦スタート人中ポジション
さらにポジションが1つ右にずれると、このような人中ポジションスタートになります。
同じスタート地点から、それぞれ「人中」「中小」「小人」の3通りの飛び石のバリエーションが生まれると覚えておくと頭の中で整理しやすいと思います。
#4 6弦スタート小人ポジション
さらに右にずれると6弦がスタート地点になります。
#5 6弦スタート中小ポジション
さらに右にずれるとこうなります。
5弦ルートの飛び石の応用なので、見た目よりは覚えやすいのではないでしょうか?
#6 6弦スタート人中ポジション
6弦スタートの3つ目になります。
6弦スタートの飛び石は「#4」「#5」「#6」の3つで1セットですね。
#7 4弦スタート人中ポジション
4弦スタートの小人ポジションは#5、中小ポジションは#6に含まれているので、4弦スタートの飛び石は人中ポジションだけ覚えてけば十分だと思います。
(おまけ)#8 5弦スタート小人ポジション(オクターブ上)
これは#1のオクターブ上のバージョンになります。
開放弦を使わない場合はこのようになります。
どうでしょう?
たくさんあって覚えるのは大変だと思いますので、気に入ったものを選んで使えるようになっておくだけでも役に立つと思います。
せっかくですから、7つ(+1)のバリエーションをまとめてみて見ましょう。
この虹の架け橋を使えるようになったら、凄いことになると思いませんか?
覚えるのは大変ですけど、基本のミニマムセットをそれぞれ組み合わせただけですので、どこでつまづいているかも分解して見つけられることができます。
つまづいているところを練習して自分の指に覚えさせておくと、いずれズムーズに繋がっていくようになると思います。
時間がかかったとしても、一度自分のものになったら指板の隅々まで飛び石を渡っていけるようになるので、身につける価値はあるかもしれませんよ。
この例はCメジャースケールですけど、スタート地点をDにすればDメジャースケール、FにしたらFメジャースケール、GにしたらGメジャースケールでそれぞれの組み合わせが使えますから、色々と試してみてくださいね。
ミニマムセットを組み合わせたら、こんなところまで展開できるようになってしまいました。
コツコツ、コツコツの積み重ねはあなどれませんね。
これからもコツコツ、コツコツでどんどん積み重ねていきたいものですね。
それでは、次回のトピックでお会いしましょう。
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