Fine 彼女は気まぐれな小悪魔

2016-04-24

カラァァ~~ン....

「マスター、今日も来ちまったよ...。」

そこは路地裏にひっそりと構える秘密のバー。

「また、女の子を泣かせてきたのかい?」

「ふ...そんなつもりは無いんだが...」

「いつものかい?」

「あぁマスター、いつもの.....
ジャック・ダニエル・カールを一杯頼むよ..。」

 

 

えぇ~~~!!!!!

そんなカクテルありですか!?

きっと「のんぎぃー’s Bar」のオリジナルだと思いますけど
.....飲みたいくないですね....。

 

あ、みなさん、こんばんは~♪

いきなりダンディーなオープニングですみません。
今日も「のんぎぃー’s Bar」で一杯やっている
ほろ酔い気分の、のんぎぃーです。

え? 「のんぎぃー’s Bar」をご存知じゃないですか?
まぁ、秘密の隠れ家的なバーですからね。

以前いらっしゃっても忘れてしまった方もいるでしょうから、
ちょっと、こちらをご覧下さい。

ー>「のんぎぃー’s Bar」はこちらをクリック

はい、思い出して頂けましたか?

閉店間際に終止線の説明をさせてもらいましたよね。

その時に、「Fine」(フィーネ)って出てきましたけど、
今日は、その「Fine」(フィーネ)の変則的な使い方を
取り上げてみたいと思います。

Fine」(フィーネ)...これもイタリア語読みです。

曲の終わりを意味する言葉ですね。
間違っても英語で「ファイン」なんて読んじゃダメですよ。

曲の最後に「良くできました♪
なんて楽譜に言われても困っちゃいますからね。

さて、この「Fine」なんですけど
ご存知のように曲の最後を表す記号ですが
面白い事に必ずしも譜面の最後にあるとは限らないんです。

え? どういう事?

って、思いますよね?

反復記号との組み合わせで、
こんな場合も出てくるんです。

こういう時でも、曲の終わりは「Fine」の部分です。
見た目上の最終小節ではありませんから気をつけてくださいね。

こういう時には反復記号(この場合はD.C.です。)の近くに
al Fine」(アル・フィーネ)と表記されます。
al」はイタリア語で「a」と「il」が結合したもので、
英語で言うところの「to the」にあたります。

つまり、またまた例によってイタリア語だとそのまんま
Fineに行きなさい」という事なんですね。

なんか、この前のcoda姉妹の件といい、
イタリア人大活躍ですね。

ー>coda姉妹のお話はこちらをクリック

さて、そんな訳でして
「D.C. & al Fine」の進行はこうなります。

どうです?

曲の終わりは「Fine」、
譜面で書かれている最後の小節じゃなくても
Fine」があるところが曲の終わりなんだって
なんとなく分かってもらえましたか?

おや?
そろそろ「のんぎぃー’s Bar」も閉店の時間のようです。

「マスター...彼女は今日は来ないのかい?」

「うん?誰のことだい?」

「この前ここで知り合ったブロンドの娘さ。」

「あぁ、Fineちゃんの事かい?」

「あぁ、そう、Fineって名だったな..。
閉店の時間にここで待ってるって言われたんだが....」

「あぁ、彼女なら1時間前に来て帰ったよ。
彼女、ああ見えて気まぐれだからね。
いつも閉店の時間に来るとは限らないのさ。」

「....そうかい...。
マスター、また来るよ....。」

そう言って男は飲みかけのカクテル
「ジャック・ダニエル・カール」を飲み干して家路につくのでした。

心無しかいつもより乾いた響きのドアベルの音を残して....。

さてと、僕もそろそろ帰る時間ですね。

あ、マスター、ウーロン茶代ここに置いておきますね♪

それではみなさん、また次回のトピックでお会いしましょう~♪

 

今日の一言

  「Fineちゃん 無邪気な顔して 罪な娘だ
    最後に来るとは 限らない」

      by のんぎぃー’s Bar のマスター