al Coda 似てるのは見た目だけじゃないんです

2016-04-24

先は長いと思ったこのシリーズも
そろそろ終わりが見えてきましたよ。

あと数回で反復記号シリーズも終わります。
最後のもうひと頑張り、用意はいいですか?

ここ数回で大きく脱線していましたからね、
今日はストレートに行かせてもらいますよ~。

「のんぎぃー’s Bar」 での「Fine」のお話、
みなさん覚えていますか?

忘れちゃった人は、ちょっと復習してみて下さいね。
ー>「 Fine」のトピックはこちら

謎のイタリア・ブロンド娘の
Fine」ちゃんのお話でしたね。

ここで思い出してもらいたいのが
al Fine」です。

今日お話するのは、
その「al Fine」とよく似た記号、
al Coda」についてです。

実は「Fine」ちゃんと「Coda」さんは
どちらも曲のエンディングに関係するという
共通点を持っています。

Fine」は曲の終わりを示して、
Coda」は「Fine」が待つエンディング部分へ
曲の進行を導く案内役です。

al Fine」が、
反復した後に「Fine」で終わる事を
指示しているのと同じように

al Coda」は、
反復した後に「Coda」へ飛ぶ事
を指示しています。

この2つは登場場所もよく似ています。

曲の折り返し部分で
D.C.」や「D.S.」とセット
補足説明的に表記される事が多いです。

余談ですけど、
D.C.」と「D.S.」もよく似ています。
曲の頭に戻るのが「D.C.」で、
セーニョに飛ぶのが「D.S.」です。

al Fine」のトピックでは「D.C.」だったので、
今日の「al Coda」は「D.S.」とセットでいってみましょう。

ちなみに

や、

は、

という風に、文字部分が省略される事もあります。

この機会に慣れてみましょう♪

ちょっとこちらを見てもらえますか?


どうです?
曲の進行が見えてきますか?

もう、このぐらいの進行だったら
みなさんには難しくないと思います。

もし、忘れちゃった人がいたらこれを思い出して下さいね。
Codaは反復前は無視される
これがヒントですよ♪

それでは、こちらで確認してみて下さい。

どうでした?

当たってましたか♪

al」は「~に進め」という意味ですから、
それさえ覚えておけば
al Fine」も「al Coda」も
どうって事はありません。

D.C.」は曲の頭へ     (capo=頭)
D.S.」はセーニョマークへ (segno=印)

これも覚えておけば反復記号は
もう恐れるものはありません。

あとはリピートマークが間に絡んでくるだけです。

そう、これでもうみなさんは
反復記号を読む考え方を身に付けた事になります。

あとは補足説明をちょっとやって、
さらに慣れてもらう為に
クイズをやって反復記号シリーズは終わりです。

みなさん、よく頑張りましたね。(^^
また1つの終点が見えてきましたよ~。
この勢いでパパっとクリアしちゃいましょう♪

それでは、次回のトピックでお会いしましょう~♪

今日の一言

  「読めないと 反復記号に 嘆いてた
         苦い日々にも お別れだ」       
          
          by 反復横跳び世界記録保持者 横尾トビーさん